不労所得とは?生活するにはいくら必要?
具体的な方法とやり方を紹介

不労所得の内容や得るための方法、作り方などについて詳しく知りたいと考える方は多いのではないでしょうか。

 

この記事では、不労所得を得るにはどんな方法があるのか、また具体的な不労所得の作り方について解説しています。

 

事前に押さえておきたい、不労所得におけるメリットやデメリット・リスクについても詳しく紹介していますので、自身に合ったアプローチを探してみてください。

不労所得とは?

不労所得とは、労働を必要とせずに得ることができる収入のことを指します。

 

たとえば、著作権使用料、株式投資の配当金、投資信託の分配金、不動産投資からの家賃収入などがあります。

 

働かなくても一定の収入を確保できるため、経済的な余裕や時間的な自由が生まれ、将来の資産形成にも役立つでしょう。そのため、不労所得を得ることは、個人や家族にとって好影響をもたらす可能性があります。

 

ただし、不労所得を得る方法は多数あります。そして、それに伴うリスクも存在するため、自身に合った方法を選んでリスクを適切に評価しながら取り組むことが大切です。

不労所得で生活するにはいくら必要?

 

総務省統計局の「家計調査 2022年(令和4年)平均 (2023年2月7日公表)」によれば、二人以上の世帯の平均月間支出は24万4,231円です。これに基づくと、1年間の支出はおよそ290万円となります。

 

したがって、不労所得で年間290万円以上を得ることができれば、不労所得だけで生活ができる可能性があります。

 

もちろん、具体的な金額は家庭ごとに異なりますが、一つの参考になる指標です。

もっと現状に近い金額を把握したい場合は、自身の生活費を計算し、1年間に必要な不労所得の目安を算出してみることをおすすめします。

不労所得を得るための方法 具体例8種類を紹介

 

不労所得を得るための手段としてさまざまな方法が存在します。

 

これらの方法をよく理解し、それぞれの特徴を把握することで、自身に最適な手法を見つけ出すことができます。

 

不労所得を得るための具体的な8つの方法について、詳しく見ていきましょう。

著作権使用料・印税

著作権使用料と印税は、音楽や動画、書籍、電子書籍、写真などを自作し、他の人たちが使うことを許可する時に得ることができます。

 

著作物が売れ続ければ、長期間にわたって一定の収入を確保できる可能性がありますので、「音楽や動画、本を制作したい」「自身の作品を残したい」と考える方におすすめです。

 

印税率は、販売する著作物の種類によって異なります。たとえば、一般的な書籍の場合、印税率は通常5〜10%程度となっています。

預貯金の利子

預貯金の利子についても、一種の不労所得と言えます。金融機関にお金を預けておくだけで、一定の利子を受け取ることができます。

 

しかし、大手銀行の預金金利は0.001%という非常に低い水準です。たとえば、100万円の預金の場合、年間で得ることができる利子はわずか10円です。1,000万円を預けていても、利子は年間でわずか100円にしかなりません(どちらも税引き前の金額です)。

 

元本割れの心配がないなど、他の方法と比較してリスクを最小限に抑えることは可能ですが、得ることができる不労所得は極めてわずかです。

株式投資(配当金、株主優待)

 

株式投資は、「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」という2つの方法で収益を得ることができます。

 

「キャピタルゲイン(Capital Gain)」は、株の売買によって生じる利益を指し、「インカムゲイン(Income Gain)」は株を所有している間に得ることができる利益(配当金)を指します。

 

ここで取り上げるインカムゲイン(配当金)は、株式を保有するだけで受け取ることができるため、不労所得と言えます。配当金を狙う場合、常にチャートをチェックする必要はありません。

 

ただし、すべての企業が配当金を支払っているわけではないため、注意が必要です。株式投資において配当金を重視する場合、事前に対象の銘柄が配当金を支払っているかを確認することが大切です。

投資信託

投資信託は、多くの投資家から集めた資金を活用して、投資のプロ(ファンドマネージャー)が運用を行う商品です。

プロが代わりに運用を行い、キャピタルゲイン(売却益)やインカムゲイン(分配金)を受け取ることが可能です。

 

投資信託は、国内外の株式、債券、不動産、金など幅広い資産に投資ができます。

証券会社によっては、100円以下の資金でも投資を始めることができる場合があります。

 

「自分で運用する自信がない」「すべてプロに任せたい」といった方におすすめの方法です。

FX投資

FX(外国為替証拠金取引)は、不労所得を得る手段の一つとなり得ます。FXは、米ドルや円など2つの異なる国の通貨を売買し、その差額を利益とする取引方法です。為替差益(売買益)とスワップポイント(2つの国の金利差)の2つの方法で収益を得ることが可能です。

 

平日24時間取引が可能であり、「買い」や「売り」の双方から注文を出すことができるため、さまざまな相場で利益を追求する取引が行えます。

広告収入

広告収入(アフィリエイト収入)は、自分のブログやSNSを通じて商品やサービスを紹介し、その商品やサービスが購入されると手数料を受け取る仕組みです。

 

一定のPV(ページビュー)やフォロワーを獲得するまでには時間と労力が必要ですが、人気のあるサイトやSNSアカウントを持つと、多数の商品やサービスが売れることから、まとまった報酬を得ることができます。

 

近年、SNSの普及によって広告収入は、人気のある副業の一つとして注目されています。

駐車場・コインランドリー経営

土地を所有している場合、駐車場経営やコインランドリー経営によって、不労所得を得ることが可能です。

 

駐車場経営は、マンション投資などと比べて比較的少ない初期費用で始めることができる傾向があります。さらに、自然災害の影響を受けにくいというメリットもあります。

 

また、コインランドリー経営は、人件費などの固定費を抑えることができ、小さな敷地でも有効に活用できる点がメリットです。

 

これらの手法は、所有する土地を有効的に活用して収入を得たい方におすすめです。

不動産投資

 

不動産投資は、マンションやアパート、戸建てなどの投資用不動産を取得し、賃貸や売却によって収入を得る方法です。

 

入居者がいれば、長期間にわたって一定の収益を得ることができます。特に都市部の好立地物件は、高い入居率を維持しやすいため人気があります。

 

さらに、不動産投資ローンを利用する際には、通常団体信用生命保険への加入が必要です。これにより、ローン契約者が亡くなった場合、保険金でローン残高が支払われるため、生命保険代わりにもなります。

 

家賃の回収やトラブル対応、清掃などの管理業務については、専門業者に委託することができるため、運営にかかる手間を軽減することができます。

 

取引金額は大きいですが、不動産投資ローンを活用することで、比較的少額の資金で不動産投資をスタートすることも可能です。

不労所得の作り方

 

不労所得を生み出すためには、事前に綿密な準備期間を設けて、自身に適した不労所得の方法を選択することが重要です。その後、目標とする金額や期限を決定し、必要な資金を用意して、少額から始めることが一般的な流れです。

 

不労所得の作り方や流れについて理解しておくことで、よりスムーズに進展させることができ、余計なリスクを軽減できるでしょう。

 

ここでは、不労所得の作り方・流れについて紹介します。

事前に入念な準備期間を得る

 

不労所得を得るためには、まず入念な準備期間を確保することが重要です。

 

不労所得を得る過程にはリスクが伴いますので、無計画に始めることは大損するリスクを高めてしまう可能性があります。

 

準備期間を設け、不労所得を得る方法やそれぞれの特徴とリスクについて十分に理解しましょう。また、どれだけの時間と資金を投入できるのか、使えるリソースを明確に整理し、把握することも大切です。

 

さらに、作業環境が整備されているか、本業である職場が副業を許可しているかなども確認しておきましょう。

 

事前に環境や必要な条件を整理しておくことで、不労所得を構築する具体的な計画を立てやすくなります。

 

自分に合った不労所得を得る方法を選ぶ

綿密な準備期間を経た後は、自身に最適な不労所得の方法を選びましょう。不労所得の方法には、駐車場経営や株式投資、投資信託、FX、不動産投資など、多様な種類があり、それぞれで特徴やリスクが異なります。

 

 自分に合った不労所得の方法を見つける際には、以下のチェックリストを活用してみてください。

 

 

自分に合った不労所得の方法チェックリスト
  • クリエイティブな作品を残したい(著作権使用料)
  • 物語を考えたり文章を書いたりすることが得意(著作権使用料)
  • リスクを抑えつつ少ないリターンでも良い(預貯金の利子)
  • リスクを最小限に抑えたい(預貯金の利子)
  • 株式投資について勉強している(株式投資)
  • リスクを理解し、受け入れられる(株式投資)
  • 経済や企業に関心がある(株式投資)
  • 株式や債券に興味はあるが、専門的な運用は他人に任せたい(投資信託)
  • 小額からコツコツ始めたい(投資信託)
  • 国内外の経済や政治に興味がある(FX)
  • 24時間取引が可能な市場で収益を追求したい(FX)
  • 自身のサイトを運営している(広告収入)
  • SNSのフォロワーが多い(広告収入)
  • 所有している土地を活用したい(駐車場経営やコインランドリー経営)
  • 地域の需要や特性を理解している(駐車場・コインランドリー経営)
  • 地域社会に貢献したい(駐車場・コインランドリー経営)
  • 将来の資産形成を考えている((不動産投資)
  • 安定した収益を求める(不動産投資)
  • 自己学習と情報収集が得意(不動産投資)

 

自分に合った方法を選択することにより、より高いモチベーションを持って取り組むことができます。

 

目標金額・期限を決める

自分に合った不労所得の方法を選択した後は、目標金額と期限を設定しましょう。目標金額と期限を設けることで、具体的な計画を立てることができます。

 

たとえば、不動産投資の場合、「月に10万円の家賃収入を得て、5年以内に合計600万円の利益を出す」といったように、金額と期限を具体的に設定することで、目標達成までのステップを詳細に考えることができます。

 

ただし、目標金額や期限を設定する際には現実的な目標を掲げることが重要です。たとえば、「100万円を元手に株式投資を始めて、2ヶ月で1,000万円の利益を得る」といった非現実的な目標は避けるべきです。こういった目標を掲げると、無謀なリスクを冒す可能性が高まります。

 

現実的な目標金額と期限を設定することを心掛けましょう。

 

初期費用のための資金を作る

 

目標金額や達成期限を設定し、目標を具体化した後は、必要な初期費用を用意する必要があります。必要となる金額は、それぞれの方法で異なります。

 

どれほどの初期費用が必要なのかを調査し、以下のような方法で資金を準備しましょう。

 

節約して貯金する

副業で収入を増やす

本業で収入を増やす

親族などから借りる

金融機関から融資を受ける

 

「収入を増やす」「支出を削減する」「借入」などの方法で初期費用を準備することが可能です。

収入を増やし、支出を抑えることで資金を用意できる場合は良いですが、初期費用を確保するのに時間がかかる場合、金融機関からの融資も検討する価値があります。

 

まずは少額から始める

コインランドリー経営や株式投資、FXなど、さまざまな手法で不労所得を得ることが可能です。ただし、どの方法を選ぶ場合でも、最初は少額からスタートすることをおすすめします。

 

大きな利益を追求して多額の資金を投入すると、損失を被るリスクが高まるため注意が必要です。まずは少ない資金でスタートし、実践的な知識やノウハウを身につけてから、資金を増やすことを検討しましょう。大きな投資額を使うことは、その後でも十分間に合います。

 

たとえば、不動産投資の場合、初めに一棟マンションやアパートではなく、区分マンション(ワンルームなど)から始めることをおすすめします。区分マンションは、一棟マンションやアパートと比べて投資額が低い傾向にあるためです。

 

また、より安全にスタートするためには中古物件から始めるのも良い選択です。中古物件は新築物件に比べて投資額が低く、リスクも抑えられます。初めて不動産投資をする際は、まずは小規模な投資から始めることで失敗のリスクを軽減できます。

 

少額から始め、投資資金を徐々に増やしていく計画を立てていきましょう。

継続的に運用する

 

最初に少額の資金で試してみて、一定の成果が出た場合は、継続して運用を行いましょう。継続的に運用し続けて成果が出るならば、長期的に収益を得る可能性が高まり、不労所得を得るための道が開けてきます。

 

継続的な運用が安定している場合、その後は大きな資金を使った取り組みも検討できるでしょう。

 

たとえば、不動産投資の場合、

 

区分マンションから一棟マンションやアパートへ

中古物件から新築物件へ

1物件から複数物件へ

 

など、投資の規模を拡大することが可能です。

継続的な運用を通じて、より大きな規模の投資にも取り組む明確なイメージを持つことができるでしょう。

 

まとめ

この記事では、不労所得を得るための方法や作り方、メリット、デメリット・リスクなどについて紹介しました。

 

不労所得を得る方法としては、それぞれ異なる特徴を持つため、自身に合った方法を選ぶことが重要です。

不労所得を得ることによって、金銭的な余裕や時間の余裕が生まれ、将来の老後資金など資産の形成にも役立ちます。

ただし、損失や税金の問題も念頭に置いて取り組むことが必要です。

 

不労所得を得ることに興味がある方は、自身に適した不労所得の手法を見つけるためにまずは具体的な計画を立ててみましょう。

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